ハリウッドドリームザライドバックドロップの誕生秘話と開発裏話!

今では知らない人はいないほど、大人気となったユニバのハリウッドドリームザライドですが、レールはそのまま、まるで逆再生のような体験ができる【ハリウッドドリームザライドバックドロップ】は、なぜ誕生したのかご存知でしょうか?
既存のアトラクションがありながら、なぜ後ろ向きコースターが生まれたのか、気になりますよね?
そこで今回は【ハリウッドドリームザライドバックドロップ】誕生秘話と開発の裏話を徹底調査しました。
《記事内容》
- ハリウッドドリームザライドバックドロップ「なぜ後ろ向きコースターは生まれたのか?」
- スタッフインタビューでわかる開発の裏側&徹底したこだわりの安全性
ユニバの危機的状況を救ったと言っても過言ではないバックドロップ。
この記事を読んだらきっとバックドロップの世界観をもっと楽しめるはずですよ!
ハリウッドドリームザライドバックドロップ「なぜ後ろ向きコースターは生まれたのか?」

ユニバが著しく経営難に陥っていた時に、期間限定という形で「バックドロップ」が、登場しました。
「後ろ向きコースター」という斬新なアイデアが予想以上に大盛況となり、ユニバ自体の成功に大きく貢献したことがきっかけとなり、既存のアトラクションへと変わったようです。

後ろ向きに走るジェットコースターなんて今までなかったよね!
バックドロップが登場した当初の待ち時間は、なんと9時間40分を記録したそうです。
これは日本記録を大幅に更新し、前代未聞の待ち時間となりましたよ。

9時間も…待ち時間だけで1日終わっちゃう!
こちらでは、後ろ向きコースターは、なぜ導入されたのか、利用者目線で深掘りしていきます。
また、世界の絶叫マシンとの比較も見ていきましょう。
後ろ向き導入のきっかけとなった利用者の声
2013年に期間限定で登場した「バックドロップ」は、ゲストからの熱烈な継続の要望があり、レギュラーアトラクションとして運行することになりました。

当時は70万人以上の人たちが、バックドロップを体験したみたいだよ!
具体的な利用者の声は、以下になります。
- 終わらないでほしい
- 期間限定じゃなくて既存にしてほしい
- 継続お願いします!
- どうせならもう一度乗りたい
このように既存のアトラクションにしてほしいという声が非常に多かったようです。
当初の予定は、2013年3月15日〜2013年9月30日まででしたが、あまりの反響の良さにユニバの常駐アトラクションとなったということですね。
これほどまでに人々を惹きつけたのは、一体なぜなのでしょうか?
次では、世界の絶叫マシンのトレンドはどのような傾向にあるのか、バックドロップと比較しながら見ていきましょう。
世界の絶叫マシンとのトレンド比較
世界の絶叫マシンのトレンドの1つに、今までにない動きや体験を追求する傾向が見られるようです。
まさにバックドロップは、トレンドを意識した内容なのではないかと思います。

逆転の発想って感じだよね!

世界にはどんな絶叫マシンがあるのかな?
他には、より高い場所からの落下、速さの追求などがトレンドとして上げられるようです。
- アラブ首長国連邦
最高速度が240kmに達する、2025年時点で世界最高速度のジェットコースターになります。
わずか4秒で、最高速度に達するアトラクションで、ギネスに認定されていますよ。
F1レースのような体験ができると人気があるようです。
- 台湾
世界のジェットコースターマニア達がこぞって「1番恐い」と話すアトラクションです。
珍しいシーソー型になっていて、垂直に傾いたシーソーが真下を向いた状態で停止し、ロックが外れ落下するという仕組みになっています。

考えただけでも足が震える…
シーソー型というと「バイキング」など、揺れるだけのアトラクションが多い中、垂直に傾き、落下するという発想は類がなく斬新ですよね。
フォーミュラ・ロッサは、僅か4秒で最高速度に達するそうで、ものすごい重力がかかりそうなアトラクションだなと思います。
ちなみに、富士急の「ええじゃないか」も、世界の絶叫マシンのランキング上位に入っているんですよ!
スタッフインタビューでわかる開発の裏側

『バックドロップ』の開発者は「森岡毅」さんという方です。
経営難だったUSJを、ロジカルシンキングで黒字に導いたすごい方なんですよ!

論理的で、数字に強いマーケティング戦略者なんだって!

USJの他に、丸亀製麺を立て直したすごい人なんだよ!
今では恒例となった「ハロウィンナイト」や、ハリーポッターを日本に誘致したのも、森岡毅さんです。
USJを最高のエンターテインメントの場に変えた「バックドロップ」
どのような開発過程があったのでしょうか?
こちらでは、バックドロップ開発過程の裏話や苦労したポイントなどを見ていきましょう。
開発過程の裏話&苦労したポイント
バックドロップの開発者である森岡さんは、夢でバックドロップが逆回転するという映像を見たそうです。
これが誕生のきっかけだったと言われています。

夢で見たことを現実にできるって凄すぎるよね!
ですが、開発にあたって容易ではなかったそうですよ。
森岡さんが、何を重視してバックドロップの開発にあたったのかを見ていきましょう。
〇リノベーション戦略
既存のアトラクションを改造し、新しい価値を生み出す方法。
〇リアプライの活用
既存のアイデアをベースにして、新しいアイデアを創り出す方法。
この手法によりバックドロップより前に誕生したのが、スパイダーマン4K3Dでした。
大ヒットという結果でしたが、まだまだUSJの経営難は解消されず、森岡さんは頭を抱えます。

USJを立て直すなんて、相当苦労しただろうね…
既存のアトラクションのスパイダーマンをリニューアルすることだけでは、USJを立て直しきれなかったため、さらにアイデアを絞り出そうとします。
次では、バックドロップ実現までの舞台裏について、見ていきましょう。
試行錯誤!アイデア実現までの舞台裏
考えに考えぬき、疲れ果てて寝てしまった森岡さんは夢を見ます。
その夢は「ハリドリが逆回転する」という内容でした。

その夢にピンときたって感じだね!
元々、既存のアトラクションをリノベーションし、新しい価値を生み出すことをコンセプトにしていた森岡さんは、ハリウッドドリームザライドを数本に一本後ろ向きで走らせてみようと思いついたのです。
こうして2013年3月15日に、期間限定として【 ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド バックドロップ】が誕生しました。

夢から生まれた逆転のヒラメキが大ヒットしたというワケなんだね!
待ち時間が9時間40分を記録するほどの大ヒットとなり、ファンの熱い要望に応え、期間限定ではなく既存のアトラクションとして、運営されることになりましたね。
森岡さんの「リノベーション戦略」と「リアプライ」手法は、見事に大成功となったわけです。
大成功のバックドロップですが、安全面は、どのような体制になっているのでしょうか?
次では、バックドロップの安全性へのこだわりや、よくある疑問などを見ていきましょう。
開発者が語る安全への徹底したこだわり

USJのアトラクションは、日ごろの点検はもちろん、少しでも異常を感じた場合、専門のクルーが点検します。
また、ハリドリなどのジェットコースターは、必ず安全装置が作動し、緊急停止する仕組みになっているんです。

よくアトラクションが停止することがあるみたいだけど、あれは安全装置が作動したってことだったんだね。
何かしらの異常が発生し、安全装置が作動することで迅速な対応ができるため、けが人などは出ていません。
クルーの教育も徹底されているため、避難時の誘導もとてもスムーズなんですよ。

さすがUSJだね!安心できるね。
こちらではより詳しくUSJの安全対策について見ていきたいと思います。
よくあるQ&Aも載せているのでチェックしてみてくださいね。
乗車前後の安全チェック体制の徹底
バックドロップ乗車前には、入念に手荷物検査が行われます。
乗車後の座席の確認も入念にチェックし、次のお客様に安心して乗車できる環境を提供しているそうです。
この手荷物検査が、バックドロップ運行する中で最も重要な安全チェックなんですよ。

確か、荷物は持ち込めなかったよね?

ルールを守らないとどうなるのかな?
USJのアトラクションは、ほぼ全て手荷物は持ち込めません。
- ロッカーに入れる。
- 乗車しない同伴者の方に預ける。
スマホや貴重品などは、落ちないように体に固定させた状態なら、大丈夫です。

なぜ、手荷物の持ち込みが禁止されているの?
手荷物持ち込みの危険性はこちらになります。
- 乗車中に手荷物が落下し、設備に当たるなど故障の原因になる。
- 落下した手荷物が、他のお客様に当たり、ケガをする可能性がある。
このように、大事故に繋がりやすいことが挙げられるため、手荷物の持ち込みが禁止されています。

よく、アトラクションが緊急停止してるけど、ほとんどが手荷物持ち込みが原因らしいよ。
緊急停止したアトラクションは、安全が確認されるまで、運行することができません。
せっかくUSJに来たのに、緊急点検なんてもったいないですよね。
そういったことがないように、決められたルールはしっかり守って楽しみましょう。

クルーは、非常事態に備えて誘導などの訓練も日々行われているんだって!

その他にアトラクションやパークの注意事項が、細かく決められているよ!
パーク利用のルールやマナー、バリアフリーに関しては、公式サイトで記載されているので、確認してみてくださいね。
よくある疑問Q&A
最後に、ハリドリバックドロップのよくある疑問をご紹介します。
Q1. ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド バックドロップはなぜ“後ろ向き”にしたのですか?
A1.森岡毅氏は”リノベーション戦略”と”リアプライ手法”により、コストをかけずに既存のレールや設備を利用したため。
Q2. バックドロップの安全対策はどうなっていますか?
A2.日々の点検、乗車前の徹底した手荷物検査、異変を感じたらすぐに安全装置が働く仕組みになっていて、専門のクルーが点検をしている。
Q3. バックドロップ誕生のきっかけとなったエピソードは?
A3.森岡毅氏が、寝ていた時に夢で、ハリドリが逆回転する映像を見たのをきっかけに、後ろ向きに走らせるというヒラメキが誕生した。
皆さんの疑問は、やはり「なんで後ろ向きにしたんだろう?」でしたね。
そのきっかけは意外にも”夢”だと知り、とても驚きました。
筆者もよく夢を見ますが、それを現実のものにしよう!なんて思いつきもしなかったです。
寝ている時でさえ仕事をしている感覚・・・
とても真似できませんね(笑)
まとめ
この記事では、USJの大人気アトラクション【ハリウッドドリームザライド・バックドロップ】は、なぜ後ろ向きにしたのかや、誕生のきっかけ、開発過程の裏話や、安全体制のこだわりなど、様々な疑問を調査しました。
調査のまとめは以下です。
《記事まとめ》
- ハリウッドドリームザライドバックドロップ「なぜ後ろ向きコースターは生まれたのか?」
- 経営難のUSJを立て直すため、コストを最小限に抑え、期間限定で既存のアトラクションを後ろ向きに走らせてみたら大ヒットし、常駐アトラクションへと変更されたため。
- 開発者である森岡毅氏が、夢でハリドリが逆回転する映像を見たことがきっかけで、バックドロップは誕生した。
- スタッフインタビューでわかる開発の裏側&徹底したこだわりの安全性
- リノベーション戦略で、コストを最小限に抑え、リアプライ手法で既存のアイデアから新しいアイデアへと、考えに考え抜き、たどり着いたのがバックドロップだった。
- 日々の点検や乗車前の手荷物検査を徹底して行い、少しでも異常を感じたら緊急停止する仕組みとなっている。
すでに存在するものに対し、新しい価値を生み出すことは決して容易くありません。
新しい価値を生むには異なったヒラメキも必要ですよね。
この記事を最後まで読んでくださった方は、きっと違う視点でバックドロップを体験できるのではないでしょうか。
クルーの方々や、開発に携わった方々に感謝しつつ、バックドロップを楽しんでくださいね!
Warning: Undefined array key 0 in /home/xs949176/usj-attraction.jp/public_html/wp-content/themes/jinr/include/shortcode.php on line 306